覚醒と覚悟と

掲載日:2024.06.14

 衆議院の補欠選挙3箇所に加え、静岡の知事選挙、群馬県前橋市長選挙、栃木県鹿沼市長選挙、等々、自民党系の候補者に対抗する私たちの候補者が次々と勝利しています。今度こそ日本国民が本当に覚醒したのかもしれません。

 円安の加速による輸入物価の値上がりで生活はいよいよ苦しく、皮肉にも安い日本に外国人が急増し、肝心の私たちの給料は大企業以外ではなかなか上がらず、世界の変化のスピードについて行けず、等々、否応なしに私たちの暮らすこの国が相対的に貧しくなってきていることを痛感します。そしてその最大の原因が長らくこの国を蝕んできた利権金権裏金世襲政治にあると言う事も、さすがに多くの国民が確信を強めてきたのではないでしょうか?

 政治が国力を落とす政策を続ければ、10年20年と遅れた形で確実にその国の国力は落ちてきます。まさに失われた30年は、そのことを日本が見事に実証した30年でした。大学の研究開発力も先進国で飛び抜けて顕著に凋落し、産業競争力でもイノベーションが起こりにくい国となりました。その結果、デジタルも自然エネルギーでも名実共に先進国で最下位です。霞ヶ関からは人材流出が止まらず、大口献金のできる大企業を優遇する補助金行政は十年一日のごとくです。

 今年の新年のご挨拶で、私は「夜明け前が一番暗い」と申し上げました。人口減少の時代にあっても、成長著しいアジアに位置するこの国で、私たちが今よりもはるかに心豊かな経済社会を作る事は可能です。まさにそのスタートラインにつくための勇気と覚悟が私たちには問われているのだろうと思います。引き続き精進いたします。

 

令和六年 六月吉日

たじま要

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