独断専行は道を誤る

掲載日:2022.07.29

 先日行われました参議院選挙では、私が応援した千葉県選挙区の小西ひろゆき氏が当選させていただきましたこと、心から感謝申し上げます。県外でも私が応援に入った京都府の福山哲郎氏、長野県の杉尾ひでや氏など無事再選をさせていただきましたが、他方で応援に入った新潟県の森裕子氏はじめ厳しい結果となりました。立憲民主党全体としても厳しい党勢となり、改めてこの選挙結果を踏まえて党のあり方を考えていかなければなりません。来年4月には統一自治体選挙もございます。引き続き地元千葉市からしっかりと有権者のお声を受け止め、同志の地方議員と連携を強め、少しでも国民の暮らしの安心が高まるような、また日本の未来に明るさを感じられるような政治を、野党の立場から実践して参ります。引き続きの叱咤激励をよろしくお願いいたします。

 選挙期間中に安倍元総理が凶弾に倒れられたこと、大変衝撃的事件であり、亡くなられた安倍晋三氏に心からのご冥福をお祈り申し上げます。そしてその事件を契機として、政権権力と旧統一教会との異常とも言える関係性があらわになって参りました。オウム真理教に続く危険性を指摘されながら政治からの圧力によって追及を免れ、団体名をも変えることで社会からは目立たない存在となっていた感がありますが、実は着実に権力に侵入浸透していたと言うことです。この際すべての事実関係を明らかにしていかねばなりません。

 安倍氏の国葬に付いては、その基準も法的根拠も曖昧で、私も強い違和感を覚える一人です。少なくとも丁寧な説明を国民に対して行うべきです。何かにつけて独断専行の権力は、この国がまた道を間違える危険性を高めるものと大変危惧をいたします。そして、だからこそ、今のような強い権力の下では、私たち野党の役割はより一層重要であると確信いたします。

 この国葬問題はもちろん、コロナの第7波、物価高、安全保障、エネルギーや食料、少子化、国力の衰退等々、安閑と国会を閉じていられるようなわが国の状況ではありません。まもなく8月3日よりの臨時国会は決まりましたが、何とわずか3日の開催と言う、これもまた独断専行の強大な権力の驕りであり副作用と言わざるを得ません。強く抗議をしつつ、この国の政治に強い危機感を抱いて、引き続きしっかりと国政に当たって参ります。皆様も引き続きお元気で、この夏の酷暑とコロナを乗り切ってまいりましょう!

関連記事

記事はありません