【現地本部長日記】「2万人」
掲載日:2011.07.23
警戒区域内への一時立入り参加者数が昨日を2万人を超えました。5月からスタートしたこのプロジェクトも徐々に規模を大きくし、今は一日にバス50台が、半径20キロのところにある4箇所のスクリーニングポイント経由で区域内に入り、それぞれのご自宅からダンボール一箱分の荷物を持ち出します。今日まで、大過なく進めてこられたこと、関係者のご協力に心から感謝いたします。
とは言え、当初の予想よりもご希望される方の数が多くなり、7月中旬に終える予定の一巡目が、現在は8月のお盆前の完了を目指し、全力を挙げております。現時点でお待ちいただいている方の数がおよそ1万7千人、自治体別では富岡町が5200人強、浪江町が3900人強などとなっています。日増しに暑さが厳しくなってきているおり、熱中症にも気をつけながら、避難されている方々の一時立入りのご希望を一日も早く叶えられるよう、引続き取り組んでまいります。
なお、自家用車を持ち出すための一時立入りも別途行っていますが、こちらはこれまでに2000台弱が持ち出されており、まだ5500台程度の持ち出しご希望があります。さらに、一時立入りに伴うペットの保護も継続して行っており、これまでに犬245頭、猫142頭が保護されています。
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