【現地本部長日記】「新たな特定避難勧奨地点」

掲載日:2011.07.22

昨日、南相馬市内のいわゆるホットスポットの指定を、現地対策本部から南相馬市に対して行いました。伊達市に次いで二件目となります。今日はそれを受けて、南相馬市が市長直々に住民説明会を開催し、指定に関係する住民にしっかりとご説明をする運びになっています。今回は伊達市よりも指定軒数は少ない57軒(59世帯)で、そのうち、高さ1メートルで毎時3.2マイクロシーベルトを超える数値のお宅が24軒、加えて、高さ50センチで毎時2.0マイクロシーベルト以上、かつ子ども又は妊婦が居る世帯が33軒となりました。関係地域の住民の皆様にはまた大変ご苦労、ご不便をお掛けしますが、どうかよろしくお願い致します。

伊達市のときも、今回の南相馬市のときも、テレビで「どうして今さら?」というような住民の方のコメントが流れています。ご期待のスピードに行政・国が中々応えきれていないのは申し訳なく思いますが、同時に、警戒区域や計画的避難区域のような、線量の高い地域が面的広がりをもって存在しているケースではないため、相当のミクロな一軒一軒の線量測定で初めて特定ができる性格のものだということもご理解を頂きたいと思います。

このミクロな線量測定を今、各自治体とも協力しながら鋭意行っているところです。住民の方々からも色々なご報告を頂き、新たに線量の高い地点が見つかることもあります。今後も、そうした地点の測定を最優先で行うことで、できる限り早期に追加の地点指定を完了させたいと考えています。

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