円安と内閣改造

掲載日:2023.09.15

9月に入っても入道雲とこの暑さ。静かに着実に「地球沸騰」が進行していることを日々実感しています。皆さんはどんなふうにお感じでしょうか?


そんな中、先日、この9月末で切れる電気代やガソリン代の高騰対策の継続等を経済産業大臣に申し入れして参りました。本来であれば、CO2排出源の電気やガソリンをできるだけ使わないのが理想ですが、短期的には限界もあります。


多くの皆さんは、ロシアによるウクライナ侵攻などによるエネルギーの価格高騰が背景にあると思われているかもしれませんが、実際にはドル建てのエネルギー価格は今はかなり落ち着いています。むしろ主な原因は、円建て輸入物価に影響する為替(円安)です。食料自給率もエネルギー自給率も低いわが国では、行き過ぎた円安は国民生活を直撃するわけですので、決して望ましいものではありません。しかし同時に、円安はつまるところ国力の低下を意味するのであり、従って円安を直ちに止める有効な手段は残念ながら無く、地道にもう一度失われた国力を引き上げていくしかないのです。


日本経済新聞がそのコラムで日本のことを「いつの間に後進国になったのか?」と書いたのは今から2年前の春。失われた30年の間の着実な日本の衰退、そして最後の約10年間のアベノミクスの「成果」が、いよいよ国民生活に暗い影を落としてきたのが今の状況でしょう。つまり、国民が選挙を通じて消極的であれ選んできた自民党の長期安定政権は、実は、日本の長期停滞衰退とコインの裏表の関係だったのです。


そして今回突然行われた内閣改造。またしても世襲政治家ばかりがやたらと目立ちます。何のための改造? より迅速かつ的確な政策遂行のため? 勿論そうではなく、単に解散総選挙を控えて大臣ポストを短期間で大勢で分かち合い、選挙のための「箔付け」を行うという、いわば与党の選挙対策の色合いの濃い改造です。残念なことですが、長期政権の結果、自分たちの権力維持が至上命題になっているのです。それでは国民は浮かばれません。今こそ、国民不在の政治を終わらせるために、あなたも行動を起こしてまいりましょう!

 

たじま要

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