いでよ、日本のグレタさん!

掲載日:2023.07.06

 国会も終わり、千葉1区のあちこちの駅で駅頭活動をさせていただいていますが、
「異変」が起きています。コロナ禍前にはなかったほど、多くの高校生や十代の若者
たちにビラを受け取っていただくようになっているのです。感動しています。
 考えてみれば、若者たちは、彼らの長い人生が間違いなく政治によって大きな影響
を受けるわけで、今すでに先進国とは必ずしも言えなくなってきているこの国が、そ
の政治によって今後さらに道を誤れば、彼らの未来は一層暗いものになってしまいま
す。子育ての負担感による少子化問題の深刻化や、財政悪化による年金制度の持続可
能性の低下など、それは容易に想像できます。また、世界的な気候危機の問題では、
スウェーデンの弱冠二十歳のグレタさんが世界的に注目され、彼女の発信力で世界中
の多くの若者たちの心に火がついています。「SDGs(持続可能な開発目標)、」という
言葉も、若者たちの間で相当定着してきました。時間差はあっても、間違いなく日本
でも今後この動きは大きくなるはずです。
 これまでの日本で当たり前に行われてきた異常な利権金権、世襲の政治が、「今さ
え金さえ自分さえ」という利益誘導型の政治であればあるほど、一票を持たない若者
たちや未来世代の声はかき消され、彼らの利益は奪われてきました。そして今こうし
た政治を反省し、改める流れが世界で始まっています。今の政治のままでは若者の未
来が奪われることを、日本の若者たち自身も、うすうす気づき始めているのかもしれ
ません。私たち立憲民主党も先日、党内に「未来世代委員会」を立ち上げ、日ごろか
ら若者たちの声をダイレクトに受け止める意思決定過程の受け皿を試行的に始めまし
た。
 気候危機をはじめ、世界の難題の多くは、若者たちが立ち上がらなければ解決困難
なものばかりです。ぜひ日本からも「グレタさん」が次々と誕生するよう、私たじま
要も引き続き応援して参ります。

 

たじま要

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