自給力を上げよう
掲載日:2022.10.04
欧米の原油価格はすでにウクライナ前の水準にほぼ戻っているにも関わらず、日本だけは円安によって輸入原油価格が高止まっています。私たちは今こそこのピンチをチャンスに、私たち自身の日々の行動を変えて、自給力の高い国に転換していくべきです。
まずは食です。今スーパーに行くと生産地や生産者の顔の見える野菜などがたくさん並んでいます。特に農業の盛んな千葉県に暮していれば、県内自給率をも上げることは難しくありません。そして化学肥料の多くも輸入ですから、それらに依存しない農作物を意識して選べば、それも結果として国内農家を応援することになります。
次にエネルギーです。主要先進国で、残念ながらこの10年間で再エネ比率が最も伸びなかったのが日本です。EV車も日本勢は益々出遅れ感が強まり、危機感を覚えます。日本はエネルギー自給率がわずか12.1%と低い国ですから、( 一部にまだ誤解もありますが) 再エネやEV車を選べば選ぶほど自給力を高められます。災害時にも力を発揮します。
3つ目は日本の森です。建築用の木材としても重要ですが、かつては薪炭など、森は熱エネルギーの供給源でもありました。日本の森は今最高の熟成期、収穫期です。どんどん国産材などを活用することが、日本の自給力を高め、国内雇用を増やして地域を活性化し、そして日本の森自体を守ることにもなるのです。
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