他国に学ぶ「経営」
掲載日:2021.11.10
先日行われた衆議院総選挙では、千葉市中央区、稲毛区、美浜区の有権者の皆様から12万8556票を賜り、私たじま要は小選挙区で7回目となる当選をさせていただきました。前回の比例復活当選の雪辱を果たし、名実ともに地域の代表として、国会において7期目の職責をしっかりと果たして参ります。今後とも多くの有権者の皆様からのご意見、ご提言等を頂戴できればと存じます。また、党全体としては厳しい結果となりました。すでにその責任をとって枝野代表は辞任を表明していますが、私はこれをむしろ前向きに受け止めています。選挙結果の検証を踏まえた様々な対応や軌道修正が今後必要となって参ります。この点でもしっかりと責任を果たして参りたいと考えています。
選挙戦が始まる前から、そして選挙戦中も私が訴えていたことの1つに日本の投票率を上げることの大切さがあります。残念ながら今回の総選挙の投票率も低く、2人に1人弱の方が選挙には行っていません。多くの国民が「わがこと」として民主主義の基本の投票という政治参加をすることは、日本を良くしていくための大前提です。厳しい言い方をすれば、投票率の低い国には明るい未来は恐らくはやってこないと言うことです。北欧諸国はおしなべて投票率も「幸福度」も高いのですが、例えばスウェーデンでは12歳以上の子供たちも実際の投票日に本物の候補者に投票を行う「模擬投票」が行われ、また選挙前には学校に候補者が演説に来ると言うことなのです。これまでも研究を行って参りましたが、今回の選挙結果も踏まえて、さらに若い世代の声なども聞きながら日本でも行える投票率向上の具体的な政策の実現に向けて取り組みを続けて参ります。
投票率の低さは現在の日本に対する強い危機感の1つの具体例に過ぎません。極論すれば「治安の良さ」「健康長寿社会」などいくつかの点を除けば、今の日本には今後の衰退を示唆する数字や指標には枚挙に暇がありません。明治維新の例を引くまでもなく、日本の先人たちは常に謙虚に他国から学ぶことを忘れず、しなやかに海外の良き事例を日本に取り入れることで日本を「経営」して参りました。この2年間の政府の新型コロナ対応を見ても、そのような姿勢が極めて希薄になってしまった印象です。現在の日本に強い危機感を持ち、将来の日本に希望と安心が広がるよう、粉骨砕身の努力を続けて参りますので、皆様からの引き続きの叱咤激励を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
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