【現地本部長日記】「一時立入り「一巡目」」
掲載日:2011.08.08
5月から開始し、現在バス50台を毎日動かして行っている、警戒区域への一時立入りの「一巡目」がいよいよ大詰めを迎えています。8月8日の今日時点で17,872世帯、30,282人がご自宅に戻られたことになります。この間、関係者のご協力・ご努力で大きな事故も無く、また住民の「お盆までに是非戻りたい」という願いも実現する形で、8月12日に完了する予定です。
さらに、お盆明けからは、自動車を取りに行くための立入り(多くの方が自宅へは一度戻っています)を集中的に行う予定です。これまでは一時立入りの日程の合間に行い、今日までに警戒区域から持ち出された自動車は2,438台、しかしまだ3,483台が残っています。この後続いて、9月頃からは一時立入りの「二巡目」がスタートすることになります。
一方、これまで一時立入りも一切認めてこなかった3キロ圏内について、原子炉の状況が改善し、まもなく立入可能となります。関係するのは大熊町・双葉町の立入対象464世帯(1,289人)です。この方々は当然まだ一度もご自宅に戻れていないわけですから、是非とも8月中に一度はお戻り頂けるように、スピードアップしていきたいと考えています。
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