かなめーる vol.292

掲載日:2018.02.23

かなめーるをお読みいただいている皆様、こんにちは。

今年もまた確定申告の季節が巡ってきました。

年に一度、憂鬱だな、面倒だな、とお感じの方々もおられることでしょう。

その点、お勤めの方々は、基本的に「給料天引き」ですから、ストレスはありません。

しかし、実は、この給料天引き制度がくせ者でもあり、確定申告しなくてよいことがかえって納税者の「痛税感」を希薄にし、政府によるお金の使い道をしっかり監視しようという納税者の気持ちを弱めているとも指摘されています。

佐川国税庁長官を国会に証人喚問すべしという国民の声が益々広がっています。

痛税感の大きい確定申告であれ、痛税感の小さい給料天引きであれ、虚偽の答弁を繰り返した役人が、その後に栄転し、税務行政のトップに居座るということは、まさに国民を愚弄する以外の何物でもありません。

怒った納税者の言動による現場での混乱も懸念されます。

透明性や公平性を旨とする税務行政が今年も滞り無く進むためにも、佐川氏は自ら長官ポストを辞するべきです。

なお、国会での森友・加計の追求は「もう飽きた」ということを時々言われる有権者もいます。

しかし、私は、税金の恣意的な使われ方が疑われ、国家犯罪の可能性もあるこれらの問題の深刻さは決して過小に評価されるべきではなく、従って、その追求の手も緩めるべきではないと考えます。

ただし、テレビ中継の入った予算委員会でやる必然性も無いわけで、場所を移して、特別委員会を設置して続ける選択肢などもあるのではないかと考えています。

皆さまの変わらぬご指導・ご鞭撻を心よりお願い致します。

たじま要

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