【現地本部長日記】「五つの新しい取り組み」

掲載日:2011.06.14

私が現地対策本部長になってからの、ここ対策本部での新しい取り組みについてご報告します。

1.子供の内部被曝の測定
私の思いは先の土曜日の記者会見でも述べさせて頂きましたが、最も憂慮される地域の子供たちの内部被曝を一日も早く測定するため、現在、福島県庁・茨城県JAEA、千葉県の放医研、福島医大などとも連携してプロジェクトを進めています。

2.一時立ち入りプロジェクトの加速化
富岡町の遠藤町長からのご提案を有難く受け、現在、20キロ圏内への一時立ち入りのプロジェクトを加速化する取り組みにつき検討を進めています。

3.3キロ圏内への立ち入り
20キロ圏内でも、その中の3キロ圏内は例外なく現在立ち入りを認めていません。事故はまだ収束していないので、大変厳しいのですが、ここはご理解いただくしかなく、その一方で、立ち入りを希望しても叶えられない企業に対する十分な支援策を講じるよう、中小企業庁に対して改めて指示をしました。

4.ブルーシートプロジェクト
これも富岡町の遠藤町長からのご提案です。戻ることのできない家屋の梅雨時期の傷みを予防するために、東電の協力も得て、希望者の家屋にブルーシートを掛けていきます。

5.「希望の牧場」プロジェクト
命名者は民主党で頑張っている若手の高邑衆議院議員です。警戒区域内の家畜は、政府の方針としては安楽死でありますが、このプロジェクトは、牛を研究目的で飼育するというものです。畜産農家からも自治体からも、大学関係者からも強い要望があり、実現可能性を検討始めたところです。

以上

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