【かなめ日記】「車座集会」

掲載日:2012.03.31

大きな政策テーマである「社会保障と税の一体改革」について、今、毎週末、地元で車座集会を開催しています。今日も二か所で開いてまいりました。地域によって差はあるものの、私の選挙区では概ね消費税増税にご理解とご賛同を頂ける方々が大半という印象です。ただ、どこでもかなり共通の注文が付きます。

まず、低所得者層への配慮という点です。複数税率ではなく、給付つき税額控除という仕組みにはご理解を頂けるわけですが、生活必需品であっても一旦は8%とか10%とかの高い税率で全ての国民が税金を払わなければならない点には反対の声があります。消費税5%の現在には存在しない仕組みを導入するわけですから、ここはしっかり周到な制度設計が必要だと思います。

また、マニフェストの成果についてのご批判も多く頂きます。この点は、全く成果が出ていないということではない、高校授業料無償化や待機児童解消対策、雇用対策など成果も出てはいるのですが、アピールをもっとしていかなければなりません。

さらに増税の前提である行政改革の徹底という点です。議員定数の削減、国家公務員総人件費の改革、独立行政法人改革、特別会計改革、天下り対策など、どれも現在でもプロジェクトチームを組んで精力的に取り組んでいます。加えて、事業仕分けも、結局どうなったんだという総括をもう一度しっかりとやる必要があります。

集会への参加者は総じて高齢者が多いのですが、多くの方々が若い世代の現状への同情を表明されます。社会保障の新しい柱である「子育て支援・教育支援」や「格差の是正」というテーマに真正面から取り組み、雇用を増やし、若者が将来に安心を抱ける社会、そして子育て世代が消費を旺盛に進められる社会を作っていくことが、何よりも大切だと皆さんに仰っていただいています。

【かなめ日記】「車座集会」

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