新たなスタートライン

掲載日:2020.09.07

 私田嶋要は平成30年の5月以来、2年3カ月余りの期間、無所属の衆議院議員として活動を続けて参りましたが、この度、立憲民主党と国民民主党とが合流して結成する新党に入党することといたしました。新党は衆参合わせて149人の国会議員と全国の多くの地方議員(人数は現時点では確定しておりません)とからなる政党として歩みを始めます。
 前回の衆議院選挙以来、民主党時代からの仲間たちがバラバラになり、国民の皆様のご期待に答えられる野党ではなくなってしまったことを本当に申し訳なく感じておりました。不本意ながらも無所属の立場から、1日も早く大きな野党第一党としての塊を作り直し、今の自民党政治に取って代わる政治勢力のスタートを切ること念願し、そうした塊の実現のために汗をかいて参りましたが、このたびようやくその日がやって参りました。もちろんこの野党第一党の成否はこれからの私たちの日々の努力にかかっております。1日も早く多くの皆様に心からご信頼をいただける政党となっていけるよう、改めて全力で精進をして参ります。
 新型コロナによる社会や経済の厳しい状況が続きます。昨年の台風15号のような激しい自然災害がまた多発する季節も巡ってきました。背景にある地球温暖化(気候危機)も、私たちが日々実感をするほどのレベルになっています。加えて新型コロナへの対応により、すでに世界最悪のレベルとも言われてきた日本の財政はますます今後の立て直しが困難と予想され、世界有数の急激な人口減少と相まって、日本の国力の加速的な衰退が懸念されます。他方で、この間の政治の失敗により、「新しい飯の種」、すなわち競争力のある新産業の育成もままならず、自然エネルギー社会も、デジタル化社会も、そして女性の活躍しやすい社会も、先進諸国と比べて日本は大きく出遅れてしまいました。
 日本を今のような国にしてしまった責任の多くが政治にあり、そしてその責任の半分は私たち野党にあります。「野党がだらしがないから自民党しか選択肢がなかった。」こういう残念な政治状況は、金輪際なんとしても終わりにしていかねばなりません。そして「失われた30年」とも言われた平成の時代に続く令和の時代を、このまま衰退の時代にするわけには参りません。
 「成功するための秘訣は、成功するまで決してあきらめず努力を続けることである。」日本と言う素晴らしい国で、私たち国民がずっと安心して幸せに暮らしていけるよう、もう一度新たなスタートラインから、日本の政治を立て直して参ります。

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