【かなめ日記】文化の日に思う
掲載日:2014.11.03
賛否は色々とあるかも知れないが、私は国会議員に初当選をさせて頂いた11年前から今日に至るまで、およそ地域行事と言われるものには、可能な限り顔を出させていただくことにしている。だから週末は年中無休で忙しい訳だが、特に繁忙期は夏から秋にかけての季節である。夏は毎年7月の20日前後から夏祭が始まり、花火大会、盆踊り大会、そして9月に入ると、直ぐに秋祭り、やがて敬老会、そして運動会に文化祭、バザーに餅つきと、まあ地域は実にバラエティに富んでいて、役員のご苦労には頭が下がる思いだ。
果たして全国どこでもこんなに地域行事は多いのかしらん、というのが政治家になった初期の素朴な疑問であったが、最近はFacebookなどで、全国の国会議員らの活動がよく見える化されていて、答えはYesだ。むしろ最近思うのは、果たして他国でもこれほどの地域行事が至る所で行われているのかしらん、ということだ。そして、私が米国やフィリピンに10年近く暮らした経験では、答えは明らかにNoである。(無論、当時は政治家では無かったので、気づいていなかっただけなのかも知れないが。)
そして、証明は出来ないが、最近何と無く直感で思うこと。地域行事がこんなにも盛んに行われることが、地域の絆を育て、お互いに顔見知りになり、防犯につながり、世界一の治安の良い日本が作られる。地域運動会がこんなにも盛んに行われることが、健康を育み、世界最長寿の日本を生む。そして、地域の町ごとに文化祭が開かれて、草の根で絵画や工芸や書や、そして踊りや詩吟や演奏などが披露され、文化の礎が築かれることが、頂点では世界一流の芸術家などを生み出し、クールジャパンと外国の方々が驚嘆するような伝統文化の国を作り出す。
日本の凄さも素晴らしさも、その原点は私たちの足元にあるんだなー。
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